十和田処理区

十和田湖特定環境保全公共下水道に所属し青森県ににある終末処理場へ下水を送っている施設を紹介いたします。

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十和田処理区は十和田八幡平国定公園内にある十和田湖特定環境保全公共下水道の秋田県側(大川岱自治区~秋田・青森県境)送水施設によって青森県側の終末処理場へ下水を送水しております。

施設能力を紹介します

秋田県の所有する施設としては大川岱・発荷中継ポンプ場と大川岱面1~6・大川岱幹線1~4・鉛山1~3・中ノ平マンホールポンプ場の合計16のポンプ場があります。各ポンプ場は現在0.75kW~11kWの主ポンプを2台ずつ保有し、大川岱面マンホールポンプ場全ての下水を大川岱中継ポンプ場へ一度集め、そこから大川岱幹線1から順にバケツリレーのように発荷中継ポンプ場まで送水を行っております。発荷中継ポンプ場から送水された下水は青森県側に送水され青森県で処理が行われております。なお、鉛山1~3マンホールポンプ場は大川岱幹線1と2の中間へ、中ノ平マンホールポンプ場は発荷中継ポンプ場から送水された汚水管の途中へ送水が行われております。

管理内容を紹介します

電気設備や機械設備は巡視により異常や故障を発見し対処・修理を行っており、また各設備を年に1回の頻度で計画的に分解整備・消耗品交換を行っております。また、巡視では下水に漂い流れてくるゴミを自動で取り除く設備に貯まった〝し渣〟を袋詰めして産業廃棄物として廃棄しております。

環境管理として、施設から屋外に出す空気は臭いの元となる成分を吸収や分解する脱臭設備を通して排気を行っております。その排気が悪臭防止法に定められる値以下にあるかを月1回測定し、ろ材の交換時期などを管理しております。

昨年の送水実績を紹介します

大川岱中継ポンプ場からは日平均で55㎥の送水を行っております。そこに鉛山マンホールポンプ場や十和田ホテル・和井内地区の下水が途中で合流し発荷中継ポンプ場から日平均で95㎥の送水を行っております。

最後に県境付近にある休平地区の下水が合流し、県境を越えた地点で計測されている秋田県からの流出水は日平均で200㎥程となっております。