湯瀬浄化センター

鹿角市単独公共下水道であり米代川に流れる下水を浄化処理しています。
湯瀬地区の下水を集め浄化する終末処理場である湯瀬浄化センターを紹介いたします。

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鹿角市単独公共下水道である湯瀬浄化センターでは湯瀬地区で排水される下水を処理し米代川へ放流しております。

施設能力を紹介します

湯瀬地区では下水の送水施設としては別会社が管理している真空ポンプ場が設置されており、これは湯瀬地区内に設置されている下水マスにたまった汚水を真空ポンプ場へ吸い上げる設備となります。

その真空ポンプ場に集められた汚水は、当社で管理・運転を行っている湯瀬浄化センターへ送水され処理を行っております。

処理施設としては1系統を使用しておりオキシデーションディッチ法で処理し、400㎥の日処理能力があります。処理した水は固形塩素を放流水路内へ沈め消毒し米代川へ放流しております。

余分な活性汚泥を処理するために余剰汚泥を直接脱水する汚泥脱水機が1台あり1時間に7kg-DSの処理能力があります。

管理内容を紹介します

放流水の水質管理と処理状態確認のため簡易水質試験(※機器測定やパックテストを使用した自主検査)として毎日の【日常試験】と放流水を直接検査する週1回の【放流水試験】を行っております。その他、下水道法に定められる水質汚濁物質の定量分析(※定量証明分析)のため専門機関に委託し月2回行っており、それに合わせ当社で測定可能な項目を追加して試験を行っております。

環境管理として、施設から屋外に出す空気は臭いの元となる成分を吸収や分解する脱臭設備を通して排気を行っております。その排気が悪臭防止法に定められる値以下にあるかを月2回測定し、ろ材の交換時期などを管理しております。

電気設備や機械設備は巡視により異常や故障を発見し対処を行っており、また各設備を年に1回以上の頻度で計画的に分解整備・消耗品交換を行っております。また、巡視では下水に漂い流れてくるゴミを自動で取り除く設備に貯まった〝し渣〟を袋詰めして産業廃棄物として廃棄しております。電気設備について湯瀬浄化センターでは6,600Vの高圧で電気を購入し施設内で200Vなどに変圧する受変電設備を保有しており、定期的な保安巡視と東北電気保安協会による定期巡視や年1回の設備を停電させ全電気回路の点検を行っております。

なお、施設内の機器の故障などはメールにより担当者へ通知され対応出来るような体制となっております。

昨年の湯瀬浄化センターを紹介します

1年間のいろいろな日平均値

約㎥の下水が流入しており、約18.58㎥を米代川へ放流しております。増加分は処理センター内で使用した上水の加算分となります。

処理水質として浮遊物質:約82mg/L、生物学的酸素要求量:約200mg/L、大腸菌群数:約90,000個/mLほどの汚れがある流入下水を、浮遊物質:約11mg/L、生物学的酸素要求量:約4mg/L、大腸菌群数:約0個/mLほどに浄化し米代川へ放流しております。

脱水汚泥は1年に数回の搬出となり、脱水機で処理した合計3.5tの脱水汚泥を大館処理センターと同じ敷地内にある汚泥資源化施設へ搬出しております。